救急車で搬送され治療入院した急性期病院(一般病院)にずっといられるわけではないのをご存じですか? 病状によってほかの病院に移らなければならなかったり、自宅での介護など、主治医から今後の説明を受けて慌てないように、退院や転院後についても検討しておきましょう。
転倒して動けなくなったり、心疾患や脳卒中で突然倒れてしまったり、救急車で搬送されすぐに治療・入院する病院を急性期病院(一般病院)といいます。「急性期」とは病気を発症してすぐ、事故にあった直後など、急激に健康を損ね場合によっては生命に関わる状態で24時間全身管理が必要な時期のことを指します。
一般病院は急性期にある患者を高度な専門的治療を行い、急変時にも対応できる体制を整えた医療機関ですので、急性期を脱して容態が落ち着き、回復すれば退院となります。
病気やケガで入院し、5日後には退院できる場合もありますが、症状によっては昏睡状態が続いたり長い治療が必要だったり、歩けるようになるまでリハビリが必要になったりして長期の入院が必要になる場合もあります。一般病院は新たな急性期の患者を受け入れていく必要があるため、基本3ヶ月以上の入院ができません。
病院から渡されるクリニカルパスに入院期間のおおよその予定が書かれているので、これを参考に退院後の準備をしていきましょう。
転院先は自分たちだけで探すのは大変です。入院している病院の医療相談室やソーシャルワーカー、患者が高齢で介護の必要があれば地域包括支援センターなどに相談します。そこで候補となる医療機関をいくつか出してくれますので、良さそうなところがあれば一度連絡を取り見学させてもらいましょう。
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回復期リハビリテーション病院(病棟) |
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療養型病院 |
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地域包括ケア病棟 |
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ホスピス・緩和ケア病棟 |
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介護施設 |
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在宅医療・介護 |
入院中、治療のケアについては医師や看護師に委ねられますが、金銭的なこと、入院生活の細々とした困り事、退院後のことなど家族が抱える不安や疑問は治療のこと以外にも沢山あるでしょう。 そんな時は病院の医療相談室に行き「医療ソーシャルワーカー」に相談してください。
医療ソーシャルワーカーは社会福祉の専門知識を持ち、入院中の様々な心配事や問題を受容し、解決や調整を手助けしてくれる、いわば相談・援助のプロです。
心配事を無料で相談できるのがソーシャルワーカーです。一人で抱え込まずに相談しましょう。