インフォームドコンセントとは
病院に搬送された後はすぐに応急処置が施され必要な検査が行われます。検査が終わったら、医師より家族に現在の状態(症状や検査結果)、診断(病名)、治療の方針などについての説明があります。
本人に意識があり、一緒に説明を聞けるような状態であれば同席してもらいますが、意識がない場合や認知症などで判断能力が乏しい場合は、本人の代わりに家族が手術や治療内容を聞き、それに同意することを求められます。
医師が治療について十分な説明をし、患者側の同意を得た上で治療を行うことを「インフォームドコンセント」(十分理解した上で合意する)といいます。
以下にポイントや心得をあげました。
インフォームドコンセントで確認する4つのポイント
- 症状・検査の結果、診断された病名
- 治療の内容(手術・医療処置・点滴などの投薬)
- 治療や手術の目的、どのような効果があるのか
- 手術の内容(麻酔方法・切開する場所・手術時間など)
インフォームドコンセントを受ける際の3つの心得
- できれば複数人で説明を聞く
- 専門用語は質問する
- メモを取る
突然のことで動揺して説明が耳に入らないこともありますので複数人でメモを取りながら聞きましょう。
またわからないことは遠慮なく質問することが大切です、検査を待つ間に気になることなど整理しておくのもおススメです。
キーパーソンを決めよう
病院側は、今後窓口となって手続きをしたり、医師の説明を受けたり、患者側の意思や要望を医師・看護師に伝えたりする役割を担うキーパーソンが誰なのかを尋ねてきます。
- 患者本人と同居している、もしくは近くに住んでいる
- 時間的に余裕があり、病院に通いやすい
- 病院から家が近い
- 患者が親であれば親との関係が良好
など、病院側・患者本人双方とうまくコミュニケーションをとれる人がよいでしょう。。